【miibo AI Conference 2024】キーノート総括:深津氏×小笠原氏が示す会話型AI活用の5つの展望
AGI、マルチモーダル、国産モデルまで:業界のキーパーソンが語る2025年のAI市場
miiboDesigner の岡大徳です。
12月16日に開催されたmiibo AI Conference 2024のキーノートセッションでは、深津貴之氏と小笠原治氏をお迎えし、会話型AI市場の現在地と未来像について、5つの重要テーマを軸に議論が展開されました。今回は、そのハイライトをお届けします。
AGIの新たな定義と可能性
キーノートでは、AGIの定義について興味深い見解が示されました:
小笠原氏:複数のAIエージェントを束ねるシステムとしてのAGI
深津氏:「Slack上で1年間気付かれずに働けること」を一つの指標とする提案
エージェント間の協調による複雑なタスク処理の重要性
マルチモーダルが切り拓く新次元
従来の視覚・聴覚に限定されない、新しいマルチモーダルの可能性が提示されました:
超音波、赤外線、振動など、人間には感知できないセンサー情報の活用
衛星データなど未活用データの統合
IoTデバイスとの連携による新しい知覚の実現
推論モデルの進化と展望
2025年に向けた推論モデルの発展について、以下の予測が示されました:
飛躍的な性能向上の可能性
複数エージェントの協調による新しい推論手法
プロセス最適化による精度向上
国産モデル開発の新しい方向性
国産モデル開発について、以下のような革新的なアプローチが提案されました:
ODAを活用した国際協力の可能性
アジア圏でのデータセット収集と活用
マルチモーダル領域での独自性確立
日本企業の戦い方
日本企業がAI市場で競争力を持つための戦略が示されました:
AIで代替されにくい領域への注力
既存産業とAIの効果的な組み合わせ
プロトコル標準化での主導権確保
Q&A
Q: 2025年までにAGIは実現するのでしょうか?
A: 完全なAGIの実現よりも、特定の領域で人間と同等以上の能力を持つ特化型AIの登場が現実的との見方が示されました。
miiboの詳細なFAQについては、以下のURLをご覧ください: https://daitoku0110.net/faq/
miiboコミュニティ最新情報
キーノートセッションの内容を受けて、コミュニティでは特に国産モデル開発とマルチモーダル活用に関する活発な議論が行われています。
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まとめ
キーノートセッションを通じて見えてきた2025年に向けた重要ポイント:
AGIの実現形態は複数エージェントの協調システムに
マルチモーダルは人間の感覚を超えた領域へ
国産モデルは国際協力を軸に新展開
日本企業はAI×既存産業で独自の価値を創出
miibo AI Conference 2024全体のレポートはこちら、miibo AI Conference 2024総括:企業のAI活用最前線と2025年への展望:
https://www.daitoku0110.news/p/miibo-conference-2024-report
それでは、また次回のニュースレターでお会いしましょう! miiboを楽しんでください!
miiboDesigner岡大徳:https://daitoku0110.net/
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