miiboDesigner の岡大徳です。
Web検索データソースやナレッジデータストアに続く、第三のRAG実装方法として注目される「データコネクター」。普段利用しているサービスと連携し、リアルタイムな情報活用を実現するこの機能について、実装手順と共にご紹介します。
データコネクターとは
データコネクターは、リアルタイムに外部のデータを検索する仕組みです。Web検索データソースと同様の仕組みで動作し、会話の度に検索クエリーを外部サービスに送信し、その結果をAIの応答に活用します。
主なメリット
既存サービスとの簡単な連携
コンテンツの二重管理が不要
エンジニアリング知識不要で導入可能
5つの対応サービスと設定手順
現在対応している主要サービス:
Zendesk
Google Spread Sheets
microCMS
Intercom
Notion
実装手順(Notionの例)
データコネクターへのアクセス
「会話の設定」→「高度な会話の設定」から遷移
または「外部サービス連携」からアクセス
コネクターの追加
「コネクターを追加する」をクリック
サービスの選択とACCESS_KEYの設定
クエリーの設定
@{query}
コマンドの活用を推奨必要に応じて固定の検索文言を追加
公開設定の変更
状態を「公開中」に変更
設定の保存
実装時の重要ポイント
クエリー設定には
@{query}
の使用を推奨ログ確認による動作検証の実施
適切なトリガー条件の設定
Q&A
Q: 外部API・DB連携との違いは何ですか?
A: 仕組みとしては同じですが、データコネクターは導入のハードルが低く、エンジニアリングの知識がなくても設定できる点が大きな違いです。ただし、APIによっては検索精度に課題が残る場合もあります。
miiboの詳細なFAQについては、以下のURLをご覧ください: https://daitoku0110.net/faq/
miiboコミュニティ最新情報
コミュニティでは、各サービスとの連携事例や効果的な設定方法が共有されています。皆様の経験もぜひシェアしてください。
miiboコミュニティはこちら:https://www.facebook.com/groups/miibo
まとめ
データコネクターは、以下のような特徴を持つRAG実装方法です:
導入が容易
リアルタイムなデータ連携
既存サービスの活用
より高度な検索精度が必要な場合は、AWS Kendraなどの専用プラットフォームとの連携も検討してください。
それでは、また次回のニュースレターでお会いしましょう! miiboを楽しんでください!
miiboDesigner岡大徳:https://daitoku0110.net/
miiboガイドページ:https://daitoku0110.net/miibo-guide/