miiboDesignerの岡大徳です。
今回は、miiboを活用して実際のサービスにAIチャットボットを導入した興味深い事例をご紹介します。株式会社シクミヤが提供する資本政策データベース「shihon」に実装されたAIチャットボット「shihon bot」の開発秘話から、miiboの活用方法、そしてAIチャットボット導入の一般的なメリットまで、詳しくお伝えします。
miiboが実現したshihon botの開発ストーリー
株式会社シクミヤが提供する資本政策データベース「shihon」に、miiboを使用してAIチャットボット「shihon bot」が実装されました。この事例から、miiboがいかに効果的にAIチャットボットの開発をサポートできるかがわかります。
なぜshihonにチャットボットが必要だったのか
shihonは膨大な資本政策データを扱うサービスです。ユーザーが必要な情報を素早く見つけ出すことが課題でした。そこで、AIチャットボットを導入することで、以下の利点を実現しました。
ユーザーの質問に応じて関連ページへダイレクトに案内
データベースの情報を基に、質問に合わせた解説を提供
「創業時の持分比率」「各投資家のIRR」「IPO時の事例」など、具体的な質問に回答
AIチャットボット導入の一般的なメリット
shihon botの事例に限らず、AIチャットボットには以下のような一般的なメリットがあります。
問い合わせ対応の効率化
自動学習により柔軟な回答が可能となり、ユーザーは時間を気にせず質問できます。これにより、問い合わせ対応が効率化し、顧客の待ち時間が短縮されます。
顧客満足度の向上
迅速かつ的確な回答により、顧客満足度が向上し、企業への信頼性アップにつながります。
ユーザー層の取りこぼし減少
電話やメールよりも気軽に質問できるため、ライトユーザーや検討段階のユーザーの取りこぼしを減らせます。
顧客情報の収集・分析
問い合わせ内容や顧客情報を自動集計し、顧客ニーズの分析や商品・サービスの品質向上に活用できます。
24時間365日の顧客対応
休みなく稼働するため、深夜でも顧客からの問い合わせに対応可能です。
業務負担や人手不足の解消
大量の問い合わせに迅速かつ同時に対応できるため、業務負担を軽減し、人手不足の解消に貢献します。
これらのメリットは、shihon botにも当てはまり、ユーザー体験の向上とシクミヤの業務効率化に大きく貢献しています。
miiboを活用したshihon botの技術構成
shihon botの開発には、以下の技術が使用されました。
言語モデル:GPT-4o
ナレッジデータストア:miiboのAPIでデータ入稿
データ抽出・入稿処理:Google Apps Script (GAS)
この構成により、shihonのデータベースと連携した高度なAIチャットボットが実現しました。
直面した課題と解決策
開発中に直面した主な課題は、ナレッジデータストアの上限数でした。miiboのプレミアムプランでも1,000件が上限であり、1,000件を超える資本取引データをどう扱うかが課題となりました。
最初はWebhookを使用してデータを参照する方法を試みましたが、データ量が多すぎて適切に機能しませんでした。そこで、以下の対策を講じました。
あらかじめデータを学習させる方法に切り替え
ナレッジデータストア機能を活用
学習データ件数を絞り込んで1,000件以内に調整
これらの対策により、現在のshihon botが実現しました。
Q&A
Q: miiboを使用せずに同様のチャットボットを開発するのは難しいですか?
A: はい、かなり難しいでしょう。miiboを使用しない場合、プログラミングスキルなどの専門知識が必要となり、開発期間も長くなる可能性が高いです。miiboを使用することで、これらの課題を大幅に軽減できます。
Q: shihon botの導入により、具体的にどのような効果が見られましたか?
A: 具体的な数値は公開されていませんが、上述のAIチャットボットの一般的なメリットが実現されていると考えられます。特に、ユーザーの情報探索時間の短縮や、24時間対応による顧客満足度の向上が期待できます。
miiboの詳細なFAQについては、以下のURLをご覧ください: https://daitoku0110.net/faq/
miiboコミュニティ最新情報
miiboユーザーの皆様、shihon botの事例のように、皆様も実際のサービスへのAIチャットボット導入を検討されてはいかがでしょうか。
miiboコミュニティでは、このような実装事例や課題解決のヒントを共有しています。ぜひ、皆様の経験や疑問をコミュニティで共有してください。
miiboコミュニティはこちら:https://discord.gg/tFprn6hU
まとめ
株式会社シクミヤのshihon botの事例は、miiboがいかに効果的にAIチャットボットの開発をサポートできるかを示しています。ノーコードで高度なAI機能を実装でき、さまざまな課題にも柔軟に対応できることがわかりました。
AIチャットボットの導入により、問い合わせ対応の効率化、顧客満足度の向上、ユーザー層の拡大、データ分析の強化など、多くのメリットが得られます。これらは、ビジネスの成長と顧客体験の向上に直結する重要な要素です。
皆様も、自社サービスへのAIチャットボット導入を検討されている場合は、ぜひmiiboの活用を検討してみてください。miiboを使えば、プログラミングスキルがなくても、短期間で高度なAIチャットボットを実装できます。
それでは、実際にshihon botを体験してみませんか?shihonでは無料トライアルを提供しています。以下のリンクから登録できますので、ぜひお試しください。
皆様のAIチャットボット開発が成功することを心よりお祈りしています。次回のニュースレターでも、さらに役立つ情報をお届けします。
それでは、また次回のニュースレターでお会いしましょう!
miiboを楽しんでください!
岡大徳
参考記事: https://note.com/visionarybase_2/n/n979b2c8fb7dc
株式会社シクミヤ:https://shikumiya.co.jp/
miiboDesigner岡大徳:https://daitoku0110.net/