miiboDesigner の岡大徳です。
RAG(Retrieval-augmented Generation)の精度を左右する重要な要素、検索クエリー生成プロンプトについて解説します。適切な設定により、より正確で文脈に即した情報検索が可能になります。
検索クエリー生成プロンプトとは
検索クエリー生成プロンプトは、RAGシステムにおいて会話の文脈から適切な検索キーワードを生成するための重要な設定です。miiboでは、会話のやり取りごとにGPT-4oを使用して検索クエリーを自動生成します。
基本的な設定方法
検索クエリー生成プロンプトの基本形は以下の通りです:
以下はuserとaiの会話です。
@{history}
上記のuserが欲している情報を見つけるための検索用のクエリーを作成してください。(5語まで)検索クエリーのみを出力しダブルクォーテーション等の記号は用いないでください。
高度な活用テクニック
会話履歴の活用
@{history}を利用することで、直近の会話文脈を考慮した検索クエリーの生成が可能です。これにより、単なるキーワード検索ではなく、文脈を理解した適切な情報検索が実現できます。
ステートを活用したパーソナライズ
ユーザーの状態や属性情報をステートとして活用することで、よりパーソナライズされた検索が可能になります。例えば:
以下はuserとaiの会話です。
@{history}
ユーザーの現在の状態:
興味のある分野: #{interest}
技術レベル: #{skill_level}
上記の情報を考慮して、最適な検索クエリーを生成してください。
生成されたクエリーの確認方法
エージェントとの会話を実施
「レポート」→「会話のログ」を確認
会話履歴のレポートで「クエリー」を確認
Q&A
Q: 検索クエリーの長さに制限はありますか?
A: はい、通常は5語までを推奨しています。これにより、より焦点を絞った効率的な検索が可能になります。
miiboの詳細なFAQについては、以下のURLをご覧ください: https://daitoku0110.net/faq/
miiboコミュニティ最新情報
コミュニティでは、効果的な検索クエリー生成プロンプトの設定例や、RAGの活用事例について活発な情報交換が行われています。
miiboコミュニティはこちら:https://www.facebook.com/groups/miibo
まとめ
検索クエリー生成プロンプトは、RAGシステムの精度を大きく左右する重要な要素です。会話履歴とステート情報を適切に活用することで、より正確で文脈に即した情報検索が可能になります。
ぜひ、これらの設定方法を試して、より賢い会話型AIの実現を目指してください!
それでは、また次回のニュースレターでお会いしましょう! miiboを楽しんでください!
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