miiboDesigner の岡大徳です。
横須賀市が実施した会話型AI実証実験の結果が公開されました。約1ヶ月の実験期間で36,042回もの対話を実現し、市民との新たなコミュニケーション手法の可能性を示した画期的な取り組みについて、詳しくご紹介します。
実証実験の概要と成果
実験期間である2024年5月20日から6月30日の約1ヶ月間で、以下のような成果が得られました:
総問いかけ数:36,042回
通報数:41件(事前検証時の101件から大幅改善)
監修:横須賀市生成AI戦略アドバイザー 深津貴之氏
プラットフォーム:miibo(GPT-4oを活用)
実験の特徴と工夫
事前に「未完成のチャットボット」であることを明示
猫キャラクター「ニャンぺい」の採用で親しみやすさを実現
専用フォームで不正確・不適切な返答の収集を実施
主な課題と解決への取り組み
固有名詞の精度向上
RAG機能の活用による正確な情報提供
地域特有の情報の効率的な管理
データベースの継続的な更新
安全性の確保
プロンプト設計の最適化
多層的なセキュリティチェック
ユーザーフィードバックの即時反映
サービス品質の向上
応答の一貫性確保
文脈理解の改善
市民ニーズへの柔軟な対応
Q&A
Q: この実証実験の成果は他の自治体でも活用できますか?
A: はい、可能です。miiboのRAG機能とプロンプト設計の知見は、他の自治体でも応用可能です。ただし、各自治体の特性や市民ニーズに合わせたカスタマイズが必要となります。
miiboコミュニティ最新情報
コミュニティでは、この実証実験の成果を基に、様々な自治体での活用可能性について活発な議論が行われています。皆様の地域での活用アイデアもぜひシェアしてください。
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まとめ
横須賀市の実証実験は、以下の点で自治体DXの新たな可能性を示しました:
市民との対話を通じた行政サービスの改善
RAG技術による正確な情報提供の実現
継続的な改善サイクルの確立
次のステップとして、横須賀市では以下の取り組みを計画しています:
具体的な利用シーンの絞り込み
インターフェースの改善
他自治体や民間企業との連携強化
実証実験の詳細レポートはこちらからご覧いただけます:https://govgov.ai/n/n8230ae40259b
横須賀市が実現した開発内容「miiboが加速する自治体DX!横須賀市が実現した迅速なAIチャットボット開発」:
https://www.daitoku0110.news/p/yokosuka-miibo-ai-chatbot-innovation
それでは、また次回のニュースレターでお会いしましょう! miiboを楽しんでください!
miiboDesigner岡大徳:https://daitoku0110.net/
miiboガイドページ:https://daitoku0110.net/miibo-guide/