miiboで構築した会話型AIに動画コンテンツを組み合わせることで、テキストだけでは伝えきれない情報を視覚的に提供できるようになります。本記事では、YouTubeゲーム配信を7年間続け、現在はAI活用推進担当として活躍するオトーワン氏が公開した、miiboチャットボットへの動画埋め込み方法をご紹介します。
この実装により、製品デモ、チュートリアル、セミナー録画など、様々な動画コンテンツをユーザーがワンクリックで切り替えながら視聴できるようになります。Google Tag Managerを活用することで、プログラミング知識がなくても実装可能です。さらに、オトーワン氏が提供するサンプルコードを使えば、すぐに自分のmiiboチャットボットで動画機能を実現できます。
現場で培われた実践的なAI活用ノウハウ
オトーワン氏は、親子でのYouTubeゲーム配信から始まり、7年間の配信活動を続ける中でAIとの出会いを果たしました。AIアートバトルへの参加をきっかけに、miiboでAIVtuberを作成し、その経験が評価されて会社のAI活用推進担当に抜擢されたという経歴の持ち主です。
「技術的にすごい」と「実際に使える」は違うという配信者ならではの視点で、現場で本当に役立つAI活用方法を発信しています。完璧なAIよりも「60点だけど安定して動く」AIの方が重宝するという実践的な考え方は、多くのmiibo利用者にとって参考になるでしょう。50代からの挑戦という点でも、年齢を問わずAI活用に取り組む勇気を与えてくれます。
YouTube動画の切り替え機能でチャットボットの表現力が向上
オトーワン氏が紹介する動画埋め込み機能は、単に動画を表示するだけではありません。複数の動画を用意しておき、ユーザーがクリックで切り替えられる仕組みになっています。これにより、会話の流れに応じて最適な動画コンテンツを提供できるようになります。
実装後は、miiboチャットボット画面の左側カラムにYouTube動画プレーヤーと切り替えリンクが表示されます。最初は「おすすめ動画1」が表示され、「おすすめ動画2」「おすすめ動画3」のリンクをクリックすると、同じプレーヤー内で動画が切り替わります。この仕組みにより、ユーザーは画面遷移なしにスムーズに複数の動画を視聴できます。
Google Tag Managerで実現するノーコード実装
実装にはGoogle Tag Managerを使用します。プログラミングの知識がなくても、以下の4ステップで設置可能です。まず、Google Tag Managerにログインして新しいタグを作成します。次に、カスタムHTMLタグを作り、オトーワン氏が提供するJavaScriptコードを貼り付けます。そして、トリガーをページビューに設定して保存し、最後に変更を公開すれば完了です。
提供されているサンプルコードは、動画URL、タイトルテキスト、リンクテキスト、デザインなど、様々な部分をカスタマイズできる設計になっています。YouTubeの共有機能から取得したURLを指定の箇所に貼り付けるだけで、自分の動画コンテンツに差し替えることができます。背景色や枠線の色なども自由に変更可能なので、チャットボットのデザインに合わせた調整も簡単です。
ビジネスシーンで活きる5つの活用アイデア
オトーワン氏は、この動画切り替え機能の実践的な活用方法として5つのアイデアを提案しています。製品やサービスのデモ動画表示では、「基本プラン」「スタンダードプラン」「プレミアムプラン」など、ユーザーの関心に応じた動画をワンクリックで切り替えられます。チュートリアルやハウツー動画の提供では、初心者向けから上級者向けまで、レベル別の動画を用意することで、ユーザーのスキルに合わせた最適な情報提供が可能になります。
セミナーやイベント録画の紹介では、過去のウェビナーをトピックごとに整理して提供できます。季節やキャンペーンに合わせたコンテンツ切り替えでは、時期に応じて動画を更新するだけで、常に最新の情報を提供できます。さらに、チャットでの会話履歴からユーザーの関心を推測し、最適な動画コンテンツを提案するという高度な活用方法も可能です。
今すぐ始められる動画連携でチャットボットを進化させよう
miiboチャットボットへの動画埋め込みは、テキストだけでは伝えきれない情報を視覚的に提供し、ユーザーエンゲージメントを大幅に向上させる効果的な方法です。オトーワン氏が提供するサンプルコードと詳細な実装ガイドにより、プログラミング知識がなくても今すぐ始められます。
現場での実践経験に基づいた実用的なノウハウと、配信者ならではの視点で書かれた記事は、miiboユーザーにとって貴重な情報源となるでしょう。ぜひオトーワン氏のnote記事で詳細を確認し、あなたのmiiboチャットボットに動画機能を実装してみてください。
オトーワン氏のnote記事はこちら: 【サンプルコード付き】miiboのAIボットUIに切り替えできる動画を埋め込む
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